相続などをきっかけに不動産を共有名義で所有している方の中には、「自分の持分だけ売りたい」と考える方も少なくありません。
いざ売却を検討すると、以下のような疑問や不安を感じる方が多いのではないでしょうか。
- 共有持分の相場はどのくらいか
- 通常の不動産売却と同じ方法で手続きできるのか
- 査定を依頼するとどのくらいの価格になるのか
実際のところ、共有持分の売却価格は「売却先によって大きく変わる」のが特徴です。同じ持分割合でも、売却先によっては市場価格に近い金額で売れることもあれば、半額以下になるケースもあるのが現実です。
本記事では、共有持分の売却価格の相場や仕組み、そして損をしないための売却方法について、わかりやすく解説します。
目次
そもそも「共有持分」とは?相続と共有名義の基礎知識

売却を進めるうえで、まず「共有持分」とは何かを正確に理解しておくことが大切です。
共有持分とは、一つの不動産を複数人で所有している場合の「各自の権利の割合」のことです。たとえば、親が亡くなり、子ども2人が相続した場合、それぞれが「1/2ずつ」という持分割合を持つことになります。
この持分は、法律上は「売却できる権利」として認められています。他の共有者の同意がなくても自分の持分だけを第三者に売ることは可能です。ただし、「売れる」ことと「高く売れる」ことは別の話です。共有持分には様々な制約が伴うため、通常の不動産と同じように売却するのは難しいのが実情です。
相続で共有名義が生まれる主なケース
共有名義が発生するきっかけとして最も多いのが相続です。代表的なケースを以下に整理します。
- 親の不動産を兄弟姉妹が複数人で相続した
- 遺産分割協議がまとまらず、法定相続分のまま共有名義で登記された
- 夫婦が共同でローンを組んで不動産を購入した(共有購入)
特に、遺言書がないまま被相続人が亡くなったケースでは、法定相続分に従って自動的に共有名義となります。この状態が長く続くと、共有者が増え続け、同意を得るための交渉が複雑になるリスクがあります。
夫婦で住宅ローンを組んで共有名義にする場合の仕組みとリスクは、夫婦で住宅ローンを組むなら必読|共有名義のメリット・デメリットで詳しく解説しています。
民法上の「共有物の利用ルール」を知っておこう
共有不動産の利用に関しては、行為の種類によって必要な同意の範囲が異なります。
| 行為の種類 | 必要な同意 | 具体例 |
|---|---|---|
| 保存行為 | 各共有者が単独で可能 | 建物の修繕、不法占拠者への対応 |
| 管理行為 | 過半数の持分による同意が必要 | 賃貸借契約の締結・更新 |
| 変更行為 | 全員の同意が必要 | 売却・建替え・取り壊し |
不動産全体を売却するには全員の同意が必要です。一方で、自分の持分だけを売る場合は単独で手続きが可能ですが、買い手が限られるため価格が下がりやすくなります。
共有持分はいくらで売れる?売却先別の相場と価格イメージ

共有持分の価格を考えるうえで最も重要なのが、「どこに売るかによって金額が大きく変わる」という点です。
共有持分の主な売却先は3つ
共有持分を売却しようと考えた場合に、選択できる方法は以下の通りです。
- 他の共有者に売却する
- 不動産会社(仲介)を通じて第三者に売却する
- 専門の買取業者に売却する
この3つはそれぞれ特徴が大きく異なり、価格・スピード・実現可能性がすべて変わります。以下の表で比較してみましょう。
| 売却先 | 価格水準 | 手続きの難易度 | 現金化のスピード |
|---|---|---|---|
| 他の共有者 | 市場価格に近い | 中(交渉が必要) | やや遅い |
| 仲介(第三者) | 理論上は高い | 高(買い手が見つかりにくい) | 遅い〜非常に遅い |
| 専門の買取業者 | 市場価格の30〜50%程度 | 低(交渉不要) | 早い(数週間〜1ヵ月) |
他の共有者に売却する場合の相場
他の共有者に売却する場合、基本的には以下の計算で価格が決まります。
たとえば、4,000万円の不動産で持分が1/2であれば、約2,000万円が目安です。この方法は、不動産を丸ごと利用できる・外部の第三者が入ってこないといった観点から、買い手(共有者)にとってメリットが大きいため、比較的適正価格での売却が可能です。
ただし、共有者が資金不足の場合や、相続後に関係が疎遠になっているケースでは、交渉がうまく進まないこともあります。
仲介で第三者に売却する場合の相場
不動産会社に依頼して第三者の買主を探す方法です。理論上は市場価格に近い価格での売却が可能ですが、共有持分の場合は次のような制約があるため、一般の買い手からの需要が低くなります。
- 単独で自由に住んだり、賃貸に出したりすることができない
- 不動産を処分するには他の共有者全員の同意が必要になる
- 将来的なトラブルリスクを懸念される
結果として、長期間売れないまま放置されたり、条件を大幅に下げなければならないケースも少なくありません。仲介を選ぶ場合は、共有持分の売却実績が豊富な不動産会社へ依頼することが重要です。
専門の買取業者に売却する場合の相場
共有持分を専門の買取業者に売却する場合の価格目安は次の通りです。
4,000万円の物件で持分1/2の場合、本来の価値は2,000万円ですが、実際の買取価格は600万〜1,000万円程度になるケースがあります。価格は下がるものの、以下のメリットがあります。
- 短期間(数週間〜1ヵ月程度)で現金化できる
- 共有者との交渉・調整が不要
- 売却後のトラブルリスクを回避できる
なお、買取業者によって査定額に大きな差があります。必ず複数の業者に査定を依頼し、比較検討することが大切です。
なぜ共有持分は安くなるのか?価格が下がる3つの理由

なぜ共有持分は通常の不動産より低い価格になるのでしょうか。主な理由は以下の3つです。
理由1:不動産を自由に使えないため
共有持分はあくまで「権利の一部」であり、単独では不動産を自由に利用できません。住む・貸す・売るといった行為にはそれぞれ他の共有者の同意が必要なため、購入を希望する買い手が限られます。制約が多い資産は、自然と市場価格より安くなります。
理由2:共有者とのトラブルリスクがあるため
第三者が持分を取得した場合、既存の共有者との間で様々なトラブルが生じる可能性があります。
- 売却や利用方法について意見が対立する
- 管理費用・修繕費用の負担をめぐって揉める
- 共有者の相続発生により権利関係がさらに複雑になる
こうしたトラブルリスクを買い手が懸念するため、価格を下げる要因となります。
理由3:買い手が限られているため
共有持分の買い手は主に「専門の買取業者」か「既存の共有者」に限られます。一般の個人が購入することはほとんどなく、市場が非常に狭いため、需要と供給の観点から価格が下がりやすい構造になっています。
共有持分の価格はどうやって決まる?影響する要素を解説

共有持分の価格は単純な計算だけで決まるわけではありません。実際にはさまざまな要素が影響します。
基本は「市場価格 × 持分割合」
まずベースとなるのは「市場価格 × 持分割合」という考え方です。ただし、これはあくまで理論上の価格であり、前述の制約から大きな減価がかかるため、実際の売却価格とは乖離が生じます。
持分割合(過半数かどうか)が価格に大きく影響する
持分割合が大きいほど評価が高くなる傾向があります。特に重要なのが「過半数(1/2超)を持っているかどうか」という点です。
| 持分の規模 | 目安 | 価格への影響 |
|---|---|---|
| 少数持分(1/3・1/4など) | できることが限られる | 減価が大きく、価格が下がりやすい |
| 折半持分(1/2) | 標準的な評価 | 相続で最も多いケース |
| 過半数以上(2/3超など) | 管理行為(賃貸等)が可能 | 評価が高まり、価格が上がりやすい |
過半数の持分を持つ共有者は「管理行為」として賃貸借契約を締結することができます。これは収益を生み出せることを意味し、投資家や買取業者からの評価が高くなるため、市場価格との乖離が縮まる可能性があります。
物件の立地・収益性
物件そのものの価値も当然、持分価格に影響します。都市部の駅近物件や収益性の高い物件であれば、共有持分であっても需要がつきやすくなります。反対に、地方の過疎地や老朽化した建物は、持分の価値も低く評価される傾向にあります。
共有者の人数と関係性
共有者が多ければ多いほど、全員の合意形成コストが上がり、持分の価値は下がりやすくなります。相続を繰り返した結果、3人・4人以上の共有者がいる物件は特に注意が必要です。反対に、共有者が自分と1名だけで関係も良好であれば、比較的スムーズな手続きが期待できます。
共有持分を少しでも高く売るための方法

共有持分は工夫次第で価格を上げられる可能性があります。状況に合わせて最適な方法を選びましょう。
方法1:他の共有者に売却する(最も高値が期待できる)
最も高く売れる可能性があるのが、既存の共有者への売却です。買い手側は利用制約がなくなり、外部の第三者が入ってこないメリットがあるため、適正価格に近い交渉が成立しやすくなります。打診の際は感情的にならず、「お互いにとってメリットがある」という形で提案することが大切です。
方法2:共有者全員で不動産全体を売却する(最もおすすめ)
共有者全員が同意したうえで不動産全体を売却する方法です。この場合、通常の不動産売却と同じ扱いになるため、市場価格での売却が可能です。売却益は持分割合に応じて分配されるため、全員にとって最もメリットが大きい方法といえます。
ただし、全員の同意が必要なため、人間関係の調整や交渉が成立するかどうかがカギとなります。共有者間で意見が対立している場合は、弁護士や不動産の専門家に相談しながら進めることをおすすめします。
方法3:持分割合を増やしてから売る
他の共有者から持分を買い取ることで、より高い価格での売却が可能になります。特に過半数を取得できれば、管理行為(賃貸等)が単独で可能になるため、不動産としての価値が大きく上がるケースもあります。追加の費用が発生するため、事前に資金計画を立てたうえで検討しましょう。
方法4:専門の買取業者へ依頼する(確実性を優先する場合)
価格は下がるものの、短期間での現金化・トラブル回避という観点で確実性が高い方法です。業者によって査定額に大きな差があるため、必ず複数の買取業者に査定を依頼し、比較することが重要です。
売却方法を選ぶポイント:状況別のチェックリスト
どの売却方法が自分に合っているかは、状況によって異なります。以下のチェックリストを参考にしてください。
| あなたの状況 | 共有者へ売却 | 全員で売却 | 買取業者 |
|---|---|---|---|
| 共有者と関係が良好 | ◎ | ◎ | ○ |
| 早期に現金化したい | △(交渉次第) | ×(時間がかかる) | ◎ |
| とにかく高く売りたい | ○ | ◎ | △ |
| トラブルを避けたい | ○ | △(全員同意が必要) | ◎ |
状況が複数あてはまる場合は、優先順位の高いものを基準に選択することをおすすめします。また、いずれの方法でも、複数の不動産会社・業者に相談・査定を依頼して比較することが最善の結果につながります。
共有持分の売却手続きの流れ:ステップ別に解説
「売りたいと思ったけれど、何から始めればいいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。ここでは、共有持分を売却する際の具体的な手続きの流れをステップ別に解説します。
STEP 1 不動産の市場価格・持分の相場を調べる
最初に行うべきは、対象の不動産がいくらで売れるかを把握することです。近隣の取引事例や不動産会社への無料査定を活用して、市場価格の目安をつかみましょう。持分の相場はこの市場価格を基準に算出されるため、まず物件全体の価値を確認することが重要です。
STEP 2 共有者の状況を確認する
次に、他の共有者の人数・連絡先・関係性を整理します。相続で共有名義になった場合、登記簿謄本(登記事項証明書)を法務局で取得することで、現在の共有者全員の持分割合を確認できます。共有者が高齢・行方不明・相続発生などの事情がある場合は、専門家への相談を早めに検討しましょう。
STEP 3 売却方法を決める
共有者の状況や自分の優先事項(価格重視・スピード重視・トラブル回避など)を踏まえて、売却方法を選びます。共有者全員での一括売却・他の共有者への売却・専門の買取業者への売却という3つの選択肢から、最も現実的な方法を選びましょう。迷う場合は不動産の専門家や弁護士への相談が有効です。
STEP 4 複数社に査定を依頼して比較する
売却方法が決まったら、不動産会社や買取業者に査定を依頼します。必ず複数社(最低3社以上)に依頼し、提示された価格・条件・サポート内容を比較することが大切です。1社だけの査定を基準にすると、相場より大幅に低い価格で売ってしまうリスクがあります。
STEP 5 売買契約を締結する
売却先・価格・条件に合意できたら、売買契約を結びます。契約書の内容は細部まで確認し、不明な点は必ず専門家に確認してください。特に「手付金の金額」「引き渡しの時期」「特約事項」などの条件が自分の意向に沿っているかを慎重に確認することが必要です。
STEP 6 決済・所有権移転登記の手続きを行う
契約から通常2〜4週間後に決済が行われます。売買代金を受け取ると同時に、法務局での所有権移転登記の手続きを進めます。この登記手続きは通常、司法書士に依頼します。費用は数万円程度が一般的ですが、事前に見積もりを取っておくと安心です。
STEP 7 確定申告を行う(譲渡所得がある場合)
売却によって譲渡所得が生じた場合は、翌年の2〜3月に確定申告が必要です。相続で取得した物件には特例が適用できる可能性があるため、売却後は必ず税理士に相談することをおすすめします。申告を怠ると延滞税・加算税が課されるリスクがあるため注意しましょう。
共有持分の売却でよくある注意点

複数社への査定依頼を必ず行う
共有持分の買取価格は業者によって大きく異なります。1社だけの査定を信じて売却してしまうと、大幅に損をする可能性があります。少なくとも3社以上に査定を依頼して相場を把握したうえで交渉に臨みましょう。
譲渡所得税の計算を事前に確認する
売却によって利益(譲渡所得)が出た場合、譲渡所得税が発生します。計算式は「売却価格 − 取得費 − 譲渡費用」で求めた利益に対して税率をかけたものです。
| 所有期間 | 税率(所得税+住民税) | 備考 |
|---|---|---|
| 5年以下(短期譲渡) | 約39.63% | 税負担が大きい |
| 5年超(長期譲渡) | 約20.315% | 一般的な売却ケース |
| 相続取得の場合 | 被相続人の取得日から計算 | 長期譲渡になるケースが多い |
なお、相続で取得した不動産には「相続空き家の3,000万円特別控除」などの特例が使える可能性があります。適用条件が細かいため、売却前に税理士などの専門家へ相談することをおすすめします。
他の共有者への事前連絡を怠らない
自分の持分を第三者に売却する場合、他の共有者にとっては「見知らぬ人が共有者になる」という事態を招きます。事前に売却の意向を伝えておくことで、他の共有者が買い取りを申し出るケースもあります。トラブルを未然に防ぐためにも、可能な限り事前のコミュニケーションを行いましょう。
「共有物分割請求」という最終手段も知っておく
共有者間で合意が取れない場合、裁判所を通じて共有状態を解消する「共有物分割請求」という手続きがあります。解消の方法には現物分割・価格賠償・競売の3種類があります。ただし、競売になると市場価格よりも低い価格での売却となることが多いため、できる限り任意の交渉・同意で解決することが望ましいといえます。
共有物分割請求の具体的な方法・手続き・注意点は、共有物分割請求とは?トラブルを避けるための方法・手続き・注意点をご覧ください。
共有持分の売却に関するよくある質問(FAQ)
ここでは、共有持分の売却を検討している方からよく寄せられる質問をまとめました。
Q 共有持分の売却に他の共有者の同意は必要ですか?
A 自分の持分だけを売却する場合、他の共有者の同意は法律上必要ありません。ただし、事前に知らせておくことでトラブルを防げるケースも多く、他の共有者が「買い取りたい」と申し出る可能性もあります。なお、不動産全体を売却する場合は全員の同意が必要です。
Q 共有持分の売却にはどのくらいの期間がかかりますか?
A 売却方法によって大きく異なります。専門の買取業者への売却であれば、査定から決済まで最短で2〜4週間程度です。仲介で第三者に売却する場合は、買い手が見つかるまで数ヵ月〜1年以上かかるケースもあります。共有者全員での一括売却は全員の合意形成が必要なため、交渉期間次第で大幅に変わります。
Q 相続で取得した共有持分を売却する際、特別な手続きは必要ですか?
A 相続で共有名義になった場合、まず相続登記(所有権移転登記)を完了させる必要があります。2024年4月から相続登記の申請が義務化されたため、未登記のまま放置するとペナルティが課される可能性があります。登記が完了していれば、通常の売却手続きと同じ流れで進められます。
Q 共有持分を売却したあと、税金はいくらかかりますか?
A 売却益(譲渡所得)が生じた場合に譲渡所得税が課税されます。所有期間が5年以下なら約39.63%、5年超なら約20.315%が税率の目安です。相続で取得した場合、被相続人が購入した日からの所有期間で計算するため、長期譲渡(低税率)が適用されるケースも多くあります。詳しくは税理士に相談することをおすすめします。
Q 共有持分の売却を不動産会社に依頼する際、費用はかかりますか?
A 仲介での売却を依頼した場合、売買成立時に仲介手数料(売却価格の3%+6万円+消費税が上限)が発生します。買取業者への売却の場合、仲介手数料はかかりません。ただし、登記費用・司法書士費用・印紙税などの諸費用は別途必要です。売却前に不動産会社や専門家に費用の見積もりを確認しておきましょう。
Q 共有者が行方不明・認知症の場合でも売却できますか?
A 自分の持分だけを売却することは可能です。一方、不動産全体を売却するには全員の参加が必要なため、行方不明の共有者がいる場合は「不在者財産管理人」の選任、認知症の共有者がいる場合は「成年後見人」の選任が必要になります。いずれも家庭裁判所への申立て手続きが必要で、数ヵ月程度の時間がかかるため、専門家への相談が不可欠です。
この他にも共有持分について気になることがある場合には、一度東京財託にご相談ください。どんな些細なご不安ごとでも構いません。さまざまなケースを見てきた弊社だからこそ、お悩みを解決できる糸口をお伝えできるかもしれません。一人で抱え込まずにお気軽にお問い合わせください。
より具体的な売却価格や買取条件を知りたい方は、東京財託の共有持分売却サービスの無料査定をご活用ください。離婚・相続・トラブル含むあらゆるケースに対応します。
認知症の共有者がいる場合の売却方法や成年後見制度の詳細は、親が認知症になったら家は売れる?成年後見制度と売却の流れを解説で解説しています。
まとめ|共有持分は「売却先」と「状況」で価格が大きく変わる
共有持分の売却では、売却先・持分割合・物件の状況によって価格や手続きの難易度が大きく変わります。最後に要点を整理します。
- 他の共有者に売却:最も高値に近い価格で売れる可能性がある。交渉次第。
- 共有者全員で売却:市場価格での売却が可能。全員の同意が必要で最もおすすめ。
- 仲介で第三者に売却:高値が狙えるが、買い手が見つかりにくく時間がかかる。
- 専門の買取業者へ売却:価格は下がるが、確実性・スピードが高い。複数社への査定が必須。
特に、早く手放したい・トラブルを避けたい・管理の負担を減らしたいという場合には、買取業者への依頼も現実的な選択肢となります。また、相続で取得した共有持分を売却する際は、譲渡所得税の特例が使えるケースもあるため、不動産の専門家や税理士への相談を事前に行うことが、損をしないための重要なステップです。
まずは現在の持分がどの程度の市場価格になるのか、複数の選択肢を比較しながら検討することが、最善の結果への第一歩です。